名古屋でUberを使ってみた感想
日本ではTaxi配車アプリの中の一種となっている感じがするUberですが、これまで3回利用する機会があったので感想をご紹介したいと思います。
Uberとは?
Uberは、2009年にアメリカで誕生した企業です。一般人が有償で客を送迎し、運転手も客も相互に評価を行うといった斬新なビジネスモデルを採用しました。
ただ、このビジネスモデルを日本で行うと「白タク」行為にあたるので、現在は既存のタクシー会社の車両を手軽に配車できるというものになっています。
利用した感想
名古屋ではUberとフジタクシーが提携しており、Uberのアプリから配車を行うとフジタクシーの車両が配車されます。
画像はありませんが、乗車希望地と降車希望地を指定するだけで配車ができます。
このときはUber初利用でしたが、通常のタクシーは使わずに「バリュータクシー」という事前に運賃が確定するサービスを利用しました。
【2019/11/22 バリュータクシーについて新しく記事を書きました】
まだ実験の段階のようですが、事前に運賃が確定するのは心理的に大変よろしいです。一般的なタクシーではメーターが上がるたびに不安になり、心臓に悪いです。
徐々に車両のアイコンが近づいてきます。
また、画像ではいろいろな部分を消していますが、実際にはタクシー運転手の写真と名前や評価、車両ナンバーなどが記載されています。
しばらくするとタクシーが現れました。名前を告げて、目的地の再確認を行ったら出発です。
JapanTaxiアプリのネット決済同様に、降車する際には財布を用意する必要が無いので焦らなくても済みますし、スマートです。
まとめ
一般人が空いている車両を使って客を送迎することは、田舎でタクシー会社が存在しない、または極端に不便という地域では、昨今のお年寄りの免許返納問題を見ていると大変有用なシステムであると感じました。
また、事前運賃の確定については、タクシー利用の障壁を取り払うのにかなり寄与するのではないかと考えています。
例えば、数人で旅行にでかけた際にタクシーを利用するのか歩いていくのかという議論になった場合、タクシー反対派が唱える理屈としてはまず「料金が高いし、乗ってみないといくらになるかわからないから不安だ」という点であると思います。このような場合、料金が高いという点については「タクシーを使えば、10分早く目的地に着けて、かつ荷物も多いので楽だ」というように説得できるのですが、料金が不確定だという指摘については、渋滞などの道路状況などでかなり変動するので、全く説得ができません。
しかし、事前にバスや電車のように運賃を知ることができたら、「一人500円だけどどうかな?」と具体的な数字を出して提案することができます。
このようなメリットがUberには感じましたが、実際にはアプリの評価を見ていると、デメリットもかなりあるようです。
なので、今後もいろいろなタクシー配車アプリが登場して、ますます使いやすくて便利なものが増えれば良いなと感じている次第です。