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【蔵王温泉】東北随一の強酸性と言われる「蔵王温泉」へひとりで行ってみた

こんにちは、coffeemanです。

前回は夜行快速ムーンライトながらを使って、豊橋駅から蔵王温泉まで到達した行程をご紹介しました。
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今回は、東北随一の強酸性と言われる蔵王温泉について、実際の写真と感想を交えてご紹介したいと思います。

蔵王温泉とは

蔵王温泉は、山形県に位置する温泉で、開湯1900年の歴史を有しています。

泉質は、先述したように「東北随一の強酸性」で、「美人づくりの湯」としても有名だそうです。また、「子供が丈夫に育つ湯」としても知られているようです。

日帰り温泉施設は多数あり、共同浴場として

  1. 上湯共同浴場
  2. 下湯共同浴場
  3. 河原湯共同浴場

があります。

また、通常の日帰り温泉施設や足湯もあるため、温泉を楽しむならとても良いのではないかと思います。

実際どんな感じなのか

ムーンライトながらで早朝の東京駅に着き、そこからほぼ12時間ほどかけて蔵王温泉バスターミナルに着きました。既に体は悲鳴を上げ、バスでは強烈な眠気に襲われました(笑)

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蔵王温泉に到着後は、日帰り温泉の施設を探して入浴をと考えていたのですが、ご覧の通り、周囲は真っ暗でした。すぐ横にはタクシーの営業所があり、1台だけ待機していたのでよっぽど温泉施設まで乗せていってもらおうかと思いましたが、節約のためと言い聞かせて歩くことにしました。

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明るかったらもう少し賑やかだと思うのですが、今は閑散としています。時折、宿から散歩のために出てきたと思われる海外の方がいました。

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中央にバスターミナルがあり、左にタクシーの営業所、右にはお土産屋があります。

ちなみに、タクシーは夜になると営業をやめてしまうようなので、注意が必要です。もしかしたら休日などは遅くまで営業しているかもしれません。

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蔵王温泉は、至るところから温泉の湯気が出ています。写真は、レンズが曇っているわけではなく、温泉の湯気によってそう見えています。

しばらく歩くと、共同浴場の下湯があります。今回は、時間がないので通り過ぎます。

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寒い日は湯気の上に立つと、少しはマシになるかもしれません。

さらに登ると上湯共同浴場がありますが、こちらも今回はスルーします。

そして、今回入浴するのは「かわらや」さんです。本当は別の施設に行くつもりでしたが、場所がいまいち分からなかったのと、先に良い施設を見つけてしまったので、急遽予定変更といったところです。

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湯気が凄くて分かりづらいですが、外観です。

かわらやさんの1番の特徴は、「すのこの湯」です。

「すのこの湯」は、浴槽の床部分にすのこが敷いてあり、その隙間から源泉が湧き出ています。確かに、本来蔵王温泉は白濁した湯が多いのだそうですが、ここはあまり白濁していません。空気にほぼ触れないためだと考えられます。しかし、湯の花は沢山舞っているので、しっかり温泉は濃いことが分かります。

このような仕組みに関係してか、温泉の温度はとても熱く、長くは入浴していられませんが、そもそも泉質が良好で濃いため、あまり長く入浴するものではないのかもしれません。どうしても貧乏性で、長く入っていたくなるのですが(笑)

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屋根からの落雪があるため、注意が必要ですが、夜の蔵王温泉の景色はとても良いものです。建物の端っこで、自販機も孤軍奮闘といったところです。

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下湯の近くには、温泉が溜まっているものがありました。ここで手を入れて温めている人がいたため、さしずめ「手湯」といったところでしょうか。

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山形行の最終バスまでかなり時間があり、夕食を食べようと思ったのですが、どうも2件ほどしかお食事処は営業しておらず、そこも満席のようでした。そのため、温泉街を意味もなくフラフラすることにしました。

おそらく、このあたりは昼間には賑やかなのだと思いますが、平日の夜は恐ろしいくらい真っ暗です。

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適当にぶらついてからはバスターミナルに戻ってきました。どうしてもお腹が空いたので、昼間に峠駅で買った力餅をここで食べることにしましました。バスターミナルには、何組かの外国人観光客が山形行のバスを待っていました。

ようやくバスが到着し、乗り込んで発車を待ちます。ちょうど温度計が見えたので気温を確認すると、なんと0度を指していました。寒いはずです。

そんな寒い場所から逃げるようにバスは発車し、蔵王温泉を後にします。今回は共同浴場に入浴できませんでしたので、いつかはしっかりと楽しみたいと思います。

この記事が、蔵王温泉に行かれる方の参考になれば幸いです。それでは。